職業としての農業
私は、トマト農家の村上さんに取材をしました!
村上さんは、ご実家がキュウリ農家をしていて
大学を卒業した後すぐに就職したそう。
今年で16年目だそうだ。
学生時代は全く手伝いをしていなかったとか笑
なぜトマトに変更したかを尋ねると、
キュウリだと休みが取れないそうだ。
トマトなら多少は休みを取れる。
しかし、一般的な企業のように週に2回の休みは厳しいそうだ。
栽培方法について尋ねると、特にこだわってやってることはないらしい。
「強いていえば、トマトの育ちやすい環境を作っているだけ。
作り方はなんでもいい。
どんな方法でも、採算が取れて家族が養えることができるだけ
稼げてればそれでいいんだ。
栽培方法がどうであっても、信念持って作っているところは
今も続けていられる。」
私自身、地球のためには有機農法
さらには自然農法がもっとも優れていると思っていました。
しかし、仕事としてやるには、環境のためだとか、
必要な視点はそれだけではないといんだなと気づかされました。
最後に若者に農業をやって欲しいかと尋ねました。
「もちろん、就農してくれるのはうれしい。
しかし、若い子が入って来てくれるためには、
儲かる農業でなければ、入ってこない。」
私は、今まで職業としての農業に対して目を背けてきた。
自分の実家である群馬では、就業人口が少なくなっている。
農業は結局稼ぐのは難しい。けれど農業はなくなってほしくない。
と考えた時、趣味でも家庭菜園でもいい。
お金だけが全てではない。と思っていました。
しかし実際問題、守る家族がいたり、生活があったりすると
お金の問題は避けては通れない。
農業について考えるにあたり、
もっと現場でみて、聞くことをすべきだなと思いました。
理想論だけれなくて、何が必要で、本当は何を考えていくべきなのか。
今まで投げていた、どうしたら儲かる農業ができるのか
もう少し、真剣に考えてみたいと思うようになりました!
(文責:筑波大学二年高橋理恵子)
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