美味しくってあたたかい!

明治大学一年の佐藤です。
第二弾 鹿行ツアーに参加しました。
貴重なお話をたくさん聞かせて頂き、みなさん、美味しさを第一に考え、人と人との繋がりを大事にされているのだなと感じました。

1日目にお邪魔したパラダイス・ビール・ファクトリーは鹿島パラダイスという会社が運営する料理店です。
自ら育てた自然栽培野菜を活かした、美味しいお料理を提供しています。
また、一階には醸造所があり、育てた小麦からビールを作っています。
素材作りは美味しい在来種のタネ選びから行い、無肥料無農薬で栽培されているそうです。

なぜ自然栽培なのでしょう?
農薬や肥料を使っても美味しくて安全な野菜が栽培できるのに、自然栽培にこだわる必要はないのではないか。
「自然栽培」と書くだけで消費者が食いつくからだろうか。
やっぱり環境にいいからだろうか。
私はそんなふうにしか考えていませんでした。

しかし、鹿島パラダイスの社長さんは、自然栽培をするのは自然栽培野菜が『美味しい』からだ、いくら環境に優しくても美味しくなければやらない、とおっしゃいました。

実際、私たちがいただいたお料理はとっても美味しかったです!
あんなに野菜が山盛りなのに、ずっと箸が止まりませんでした。

形が揃っていて、色が鮮やかで、いつでも定量を出荷できるのが、一般的に求められる野菜。
しかし、その生産者さんに「その野菜はおいしいの?」と聞いてみると口をつぐんでしまうそうです。

対して、鹿島パラダイスの社長さんのお話をきいていると、「私たちがつくった野菜は美味しいんだ!」という自信や誇りを強く感じました。


二日目にお邪魔した村田農園さんは日本が誇るいちご農園です。
今までに食べたことのないような、とっても美味しいいちごをいただきました。
置いてあるだけで部屋中がいちごのあま〜い香りに包まれます。

村田さんはお客さんから今までにもらった手紙をすべて保管しているそうで、私たちも見させて頂きました。
手紙には村田さんへの感謝の言葉や意見などが丁寧に書かれていました。
それらをずっと保管している村田さんは、お客さんのそういった手間とそれをするだけの想いを大切にしているのだろうな、と思いました。
村田農園さんが毎年開いているという感謝祭には、たくさんのお客さんが訪れているようでした。

働いている方々同士の和やかな雰囲気が伝わってきて、私たちも自然と笑顔になり、とっても楽しい2日間でした。
茨城の農家さん方のように、今回のツアーでのたくさんの出会いを、私も大事にしていきたいと思います。
本当にありがとうございます。



AGRI GIRL meets IBARAKI

農学部で学んでいる・農業に関わる仕事をしてみたい、そんな女子大生たちが、素敵な農家さんとの出会いを求めて、全国第2位の農業産出額を誇る農業大国「茨城県」を巡ります。農作業体験や生産者さんとの交流を通じて、女子大生たちが発見した「茨城で農業をすること」の魅力を、真剣に・明るく・楽しくお伝えします。